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どうも小野路です。ヴィンランドサガ第2巻の最終話で、とうとうトールズがアシェラッドによって命を落としてしまいました。トルフィンは解放されたレイフ達と共に逃げず、没収されたトールズの船に隠れてアシェラッドについて行き復讐を誓います。それでは今回からヴィンランドサガ第3巻の始まりです。
第17話 イングランド-1008年-
森の中、兵士に追い立てられ逃げるトルフィンは腕には矢傷がある。
イングランド東部イースト・アングリアの河原で洗濯をしている親娘がいた。母親は今の王政に不満があるみたいで文句を言いながら洗っている。
選択も終わり帰るところで娘が河原に気を失って引っかかっているトルフィンを見つけた。
トルフィンは気がつくと家へと移されていて矢を受けた腕には包帯が巻かれていた。警戒をしていると、親娘が帰ってきて晩ごはんにしようと言ってくる。トルフィンは反応しないでいたが腹の方が反応してしまった。
娘はトルフィンの事を詮索しようとして来るが母親は興味がないかのように振る舞う。キリスト教の教えか、怪我をした子供を放っては置けないようだった。
母親はトルフィンのノミのついた髪を見て櫛を入れている時、兵士がやってきてヴァイキングの斥候の子供が逃げてきてないかと聞いてきた。トルフィンは警戒をしていつでも襲えるように後ろ手に小剣を握る。
それに気づいている母親は何食わぬ顔で、トルフィンを自分の子だと言って兵士を帰らせた。戸惑うトルフィンに母親を責める娘。トルフィンはおもむろに外へと出ていき逃げろとだけ告げて暗闇の中へ駆け出していった…
時代は1008年に進みトルフィンはアシェラッドの部隊の斥候として働いているようですね。ヴァイキング達はイングランドを攻めていき略奪を繰り返しているようです。トルフィンは母親に逃げろといってヴァイキング達に責める合図を送るわけですが、この辺りはまだトルフィンの中でアシェラッド達とは違うと考えているようですが、諦めにも似たものもあるようで生きていくにはアシェラッドについていくしかないといったところでしょう。
そしていつか父親の仇を取る事も忘れないためにも近くにいる必要があるのではないでしょうか。
それでは今回はこの辺りにします。
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